ホームレスの日々

影山 みはつ

第1話  俺

ホームレスになって、泥だらけの身体で俺は居た。

ホームレスになる前は、自由な営業マンをして居た。

そんな俺がある日、上司から「そんな、モサモサして居たら、時間がかかるだろうが?キチンとやっておけ」と注意をされて居た。

俺は小柴 健斗。

ある日、俺は、同僚の増山 祐子に「あんた、仕事やる気あるの?」と思わず怒鳴られた。

健斗は「やる気あるんすけど、俺にはちょっと合わなくてもっと違う仕事は無いんですか?」と祐子に訊ねた。

祐子は「そんなの無いね?あなたがやる仕事は、もう決まって居るのよ」とキツく返事を返された。

健斗は「ちぇっ、何だアイツら?」と少し不機嫌な顔をして居た。

真梨が「あら?今朝の。どうしたの?」と健斗にそれとなく訊ねた。

健斗が「いや、俺は、真梨さんみたいにバリバリ仕事が出来ないし、どうしたら、そんなに仕事が出来るんですか?」と真梨に質問をした。

真梨が「知りたい?たまには息抜きも必要だし、休憩をして自分の事を労る事も次の仕事をする為にも必要よ?」と健斗にしっかり指導をした。

健斗が「凄いっすね?仕事の流儀って感じだわ」と真梨の仕事をさくさくやる手は、もはや職人技と言った様な感じだった。

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