平凡な僕と平凡でない友人たち
はるさめ
平凡な僕と平凡でない友人
高校の休み時間というのは基本的に皆、友達と話す、読書、次の授業の準備などなど様々なことをしている。
そんななかで僕は机に突っ伏して寝ていた。
眠すぎる。まだ1時間目と2時間目の間の休み時間だというのにとてつもない睡魔が襲ってくる。昨日徹夜でゲームをしていたのが原因だろう。
そんなことをうとうと考えている僕の名前は
ヤバイ、眠すぎる。もう寝よう。おやすみなさい……
「おーい陽希!おきろー!」
人が寝ようとした瞬間になんだよ。耳元で大声で呼ばれて耳が変な感じがするし。
そんな僕を呼んだのは
そんな朔と僕の仲がなぜ良いのかは実のところよくわかってない。なぜかいつの間にか気に入られてしまってちょくちょく話したりする仲なのだ。
「なんだよ朔。僕は今から寝ようとしてたんだけど、大した用がないならまた後でにしてくれないか」
「そう邪険にするなよ。どーせ昨日ゲームのしすぎで寝てないだけだろ、自業自得だ」
う、バレてる。流石に付き合いが長いだけはあるか。
まあ話くらいは聞こうか。
「で、なんのよう?」
「今日の放課後どっか遊びにいかね?」
「別にいいけど、お前部活は大丈夫なのか?」
朔はサッカー部に所属していて、1年生の秋ごろからエースストライカーと言われるほど活躍しておりチームの中心選手である。どんだけ神様はお前に甘いの?
「あー、部活は昨日試合だったから今日はオフ」
「そうなのか、僕も今日は予定はないし別にいいよ」
「じゃあ決まり!また詳細は伝えるから」
「おー、よろしくー」
「あ!あと花も一緒だから」
え?
おい、それを先に言えや。
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