報告

第1話

「小川先輩が、かっ、かかか彼氏、になってくれたっ!////」


と、付き合う事になったその日、早番で帰宅していたママに報告すると


「良かったぁ!すず、あなたやっと気づいたのね?気づいた次の日が200歳のバースデイだったらどうしようかと……本当に良かったわ!」


「ぶはっっ!」


と、隣で吹き出す小川先輩。


「……………?」


へ?

それは……?

わ、分からない事は…やはり聞く私なので


「マ、ママ!えっとー、どういう意味?私……200歳まではムリだよ?妖怪じゃないんだから!」


「「…ぷっ、あっはは!」」


今度はママと2人で笑い出す先輩。


……うん、どう考えても私の事で笑ってるんだけど……

……そう、目の前でお腹まで抱えて笑ってるんだけど……


えへっ

まっ、いっか!!


2人とも大好きだから、笑ってて欲しいしっ!

私がそう思って2人を見ていたら、不意に小川先輩と目があった。


「っ!!!」


急に笑いを止め、お腹を抱えていた右手を口に当てる先輩…


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