幼馴染が好きになったので告白しようと思ってその翌日を迎えた。すると義妹がお兄ちゃんの子を1日で妊娠したとか言い出した。嘘臭いんだが
アキノリ@pokkey11.1
第一章 童貞捨ててないのだが妊娠したそうな
(°▽°)
第1話 何故こうなった
椎原和人には義妹が居る。
猛烈な美少女であり有名アイドルである。
その名の通りだが日本中でCDとかを200万枚を売り上げている有名アイドル。
そんな義妹の名は椎原輝(しいばてる)という。
見た感じ...そうだな。
容姿端麗、成績優秀と言える。
小顔といえるしまるでアイドルやる為に生まれてきた様な感じの顔立ち。
可愛いのだ。
そんな義妹の輝にある日、こんな相談をした。
「俺な。好きな人が居てさ」
そう恋愛相談をした。
すると輝は一瞬だけ見開いたが笑顔で「うんうん」と聞いてくれて。
俺は、やっぱり輝に相談して良かった、と思っていた。
だがこれが最大の過ちだった事に後に気が付く。
「おはよう。お兄ちゃん。実はね。今日、妊娠した」
恥じらいながら輝はお腹を摩る。
ゴメン何だって?
俺は童貞であってそんな真似はしてない。
にん、え?
☆
幼馴染に早乙女高良(さおとめこうら)という少女が居る。
そこら辺のアイドルに負けず劣らずの可愛い顔立ちをしているその少女。
茶色の長髪をしている笑顔の似合う少女。
俺はそんな高良が前から好きだった。
前から好きっていうの輝と出会う前の遥か昔から好きだった。
で。
その為に俺は輝に相談してその1日後に告白計画を実行に移そうと思っていた。
そして俺は夜、寝れない感じだったがようやっと寝て。
今目覚めてとんでもない事になっている。
「待ってくれ。...お前何つった」
「妊娠した」
「...」
「...え?これ何かおかしい?」
「おかしさ満点だな。...そんな行為もしてないのに!!!!?」
「もー。やだな。お兄ちゃん。昨晩もお楽しみだったよ?」
「覚えてない!!!!?」
なんて事を言うんだコイツ!!!!!
そう思いながら俺は落ちた顎を戻しながら咳払いをする。
記憶が無い。
思いながら見ているとお腹をさすりながら「あーあ。妊娠させちゃった」と俺を見てくる輝。
輝は紅潮しながら「私、お兄ちゃんが好きだから捧げちゃった」と言う。
「...記憶に無い...」
「朝チュンってそんなもんだよ」
「...」
ごめんなさい...そうだとするなら俺はとんでもない事をしたんだと思うけど。
というか俺...義妹を妊娠させたのか!?
ウッソだろ。
「だからお兄ちゃんは高良ちゃんとは付き合えないよ」
「...待ってくれ。マジに記憶がない...」
「記憶無くても私が記憶あるから。...妊娠検査薬もあるし」
「!!!!?」
俺はその言葉に口を覆う。
それから「...マジか...」となる。
そうしていると輝は「まあお兄ちゃんとしちゃったから仕方が無いよね」と立ち上がってからケラケラ笑う輝。
そして笑顔でベッドから降りる。
「...お兄ちゃん。これはスキャンダルだよねぇ」
「スキャンダルっていうか終わりだぞ俺の人生」
「...えへへ。責任取ってね...お兄ちゃん」
それから輝は手を振ってから去って行く。
俺はその姿を見ながら頭を抱える。
ん?しかし1日しか寝てないのにそんな簡単に女性って妊娠するか?
反応が直ぐにあるのか?
というか...嘘じゃないかそれ?
ゴリ押しじゃないか。
「...だとするなら何であんな嘘を?」
俺はよく分からないままそのまま起き上がる。
それから制服に着替えてからそのまま大欠伸をしてから準備をする。
そして俺は玄関先に行くと「はい」と輝が何か渡してきた。
それは愛妻弁当と書かれたもの。
「...輝...あのな...」
「お兄ちゃんは旦那さんになるんだよ?私を妊娠させた」
「...佳子(よしこ)さんとか親に言うぞ。お前」
「言っても構わないよ?お兄ちゃんの人生終わるよ?」
「...」
成程...これも計画のうちか。
そう思いながら俺は、成程な、と考える。
親に言えなくしたな、妊娠で。
仕方がない。
暫くはこの嘘に付き合うか。
「...だけど俺はやっぱり幼馴染が好きだ。...だから幼馴染に告白する」
「妊娠したアイドル捨てるの?サイテー」
「...」
拗れつつあるんだけどどうしようかな。
そう思いながら俺は考え込んだ。
「...なあ。...妊娠ってそんな簡単に分かるのか?セックスしたのは一回きりでしかも昨日だろ?あり得なくね?」
「え?...えっと...」
「...怪しい...」
怪しいなコイツ。
やっぱり妊娠は嘘じゃないか。
目線がずれていく...が。
開き直った様に胸を張った。
「お、お兄ちゃんが私を妊娠させた。私をお兄ちゃんは犯した。...私に非は無いんだから」
「...」
開き直りやがった。
困ったな...、と思いながらも。
俺は「と、とにかく」と言う輝を見る。
そして「責任、取ってよね」と赤くなる。
ああもう。
幼馴染が好きになったので告白しようと思ってその翌日を迎えた。すると義妹がお兄ちゃんの子を1日で妊娠したとか言い出した。嘘臭いんだが アキノリ@pokkey11.1 @tanakasaburou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。幼馴染が好きになったので告白しようと思ってその翌日を迎えた。すると義妹がお兄ちゃんの子を1日で妊娠したとか言い出した。嘘臭いんだがの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます