姫さまは、出かけたい②
申し遅れました。
ワタクシ、姫さまにお
うさぎですから、もちろん 月に住んでいるのでございますよ。
月とは?
ええ、地に住む者が 地から見上げる あの月でございますよ。
姫さまも、もちろん月に住まわれております。姫さまですから。
はて。
ワタクシ、何か おかしなことを申しましたでしょうか。
月にはウサギが住んでいて。
月には、姫さまがいらしゃって、と。
地の者ならば、伝承として語り継いでいることでしょう。
それはお伽話ですって?
そうですね。
でしたら、このことはご内密に。
月にはうさぎが住んでいて。
月から姫さまがお忍びで地に行かれただなんて。
誰にも話してはいけませんよ。
もしも、姫さまに会ったとしても。姫さまが月からの来訪者であることは、どうか どうかご内密に願いますよ。
ああ!
時間がありません。
うかうかしていたら、姫さまの痕跡が追えなくなります。
姫さまがどちらに向かわれたのか、
ワタクシは見届けなければなりません。
さあ、参りましょうか。
いざ、未知の世界へ。
※ ※ ※ ※ ※
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