春
小出清亮
第1話
特に、肌には気を
メイクも学校では最低限にしてる。なるべく目元と眉毛くらいで済むようにしている。ベースからガッツリ仕上げると、翌日はさすがに肌の調子が悪くなるから、気合い入れるのはここぞって時だけにする。その
美人の自覚が
六年生の時にはクラスのヒーローで、いわゆる目立つ子だったリョウタくんに告白されて、女の子の中心グループからイジメられるようになった。でも担任の先生がそれを嫌って、必死になってくれた。証拠を集めて、女の子たちの親を集めて、徹底的にイジメを
その後も、何かにつけて私の力になりたいと、いつも私のことを気にかけてくれていた先生は、私と手を
そう考えると、この頃から、私自身に、他の人がそうなっちゃうくらいの魅力があるんだって、自覚が
美人は得するって言うのは、全然ある。美人だからこその悩みも、ある。あるけど、基本はまぁ得だ。例えば、ストーカーになった先生はキモいしヤバかったけど、先生のおかげで小学校でしんどかったイジメは無くなった。中三の時の担任の先生は、明らかに私を
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