【短編】ファルジオン星伝 ~たとえ星をぶっ壊しても、裏切り者のお義兄様はあたしが守る!!~

月杜円香

序話  ファルシオン星伝 

 惑星ファルシオン帝国____


 古代は、竜人ドウ―ラと呼ばれる種族が星を治めていた。現代は、人族との混血が進み割合が多くなっていて、竜人の純血種は、一国家の王家だけであった。。


 混血種ラウーザには、竜人ドウーラの持っていたという人族をはるかに超えた超能力を持っており、一般の人族よりも優遇されていた。


 そして資源豊かで、美しい星のファルシオンは、たびたび他の惑星に狙われ、その度に防衛しなければならなかった。

 そのために、ファルシオンは、軍事国家として発展していくこととなる。

 軍人こそがエリートであり、選ばれし者であると――――


 特に、超能力を持つ混血種は、その能力を使って活躍の場面が多かった。



 *



 ファルシオン星暦二千二十三年、ピクセル帝暦25年


 ファルシオンは、ピクセル帝王のもとに統一されていた。

 銀河の中心部にある帝国惑星ファルシオンに、地久連邦軍を名乗る銀河系の辺境の小さな星が、戦争を仕掛けてきた。

 聞いたことも無い未発達の星に、ファルシオンは、平和使節団を送った。

 だが話し合いは決裂し、地久連邦軍は、ファルシオンに攻めて来たのだった。


 簡単に退けられると思ったが、地球軍の執拗な攻撃にファルシオンは本気を出さねばならず、多くの混血種ラウーザの兵士が投入された。


 だが、彼らはファルシオンの竜人純血決種ドウーラの秘密を知ってしまい、ドウーラの血を持った人物を引き渡すことことを条件に、地球軍は降参を承諾したのだった。


 そうして一人の男が地球に渡ることに事になった。


 ――――20年後


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