第一章 オーカーケリー村編
第1話 呼び出して! 早く役に立ちたいんだ!
その日、夢にまで見た日だった。
「どんな人に召喚されるのかな?」
「優しい人がいいなあ」
「俺、女の子がいいな!」
成獣と呼ばれる召喚獣は、
「おいら、かっこいい名前を付けてくれる人がいいな」
これまで
その時、ユニコーンの聖獣に
「やった! 成獣として認められた!」
「いいなあ! 向こうの世界でまた会おうぜ!」
仲良くしてきた仲間は、次々と紋章が宿り、召喚されていく。周囲の仲間の数は減っていった。焦りという感情を、この時おいらは初めて実感した。おいらが呼ばれないのは、おかしい。
「おかしいね」
「おかしいよ。だって、おいらの紋章はここに宿っているのに。召喚されないんだから」
旅立っていく仲間たちは、任務を終えるまで聖星界には
「あ。紋章だ!」
恐れていたことが起きた。仲間で最後の
「気を付けて行けよ。きっと星獣になれるよ」
「うん。お前も、きっと呼ばれるよ」
「うん」
最後の仲間が召喚されていく。周囲には誰もおらず、ぽつんとおいらが立っているだけだ。
「どうして」
「どうして呼んでくれないんだ、この紋章の持ち主は!」
「おいら、要らない子?」
「こうなったら……」
おいらは決めた。決めたんだい!
「
召喚魔法の裏を突くのだ。召喚士の
「おいらを呼ばないってことは、もう
紋章が呼応し、召喚
「いってきます!」
誰もおらぬ原っぱで、おいらは
そんな
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