ザッカーバーグはメタバースの夢を見るか?
藍染 迅@「🍚🥢飯屋」コミカライズ進行中
「夢」か「現実」か。それが問題だ。
2021年10月、Facebook社はMeta社に社名変更した。限界の見えたSNS事業からメタバース事業に路線を変更するためである。
マーク・ザッカーバーグCEOは毎年100億ドル以上の資金を、メタバース事業に投入すると宣言した。
ところが、である。メタバース市場は一向に立ち上がる気配がなく、メタ社は同事業で大きな損失を計上してきた。
2023年第2四半期決算報告によると、同事業の売上は約2億8千万ドル(前年比△39%)、営業損失△約37億ドル、2四半期連続合計約2万人のレイオフを記録した。
強烈な逆風である。
「そら見たことか!」
「メタバースなんかやめちまえ!」
と、世間はメタバース路線を一斉に非難した。メタ社がメタバース事業から撤退するだろうという憶測も頻繁に飛び交っている。
しかし、である。
ザッカーバーグ本人は、メタバース事業からの撤退を否定している。(以下敬称略)
それどころか、メタ社の命運はメタバース事業の成功いかんにかかっているという立場を崩していない。
何が彼を駆り立てるのか? ザッカーバーグは狂ってしまったのか?
稀有なビジョナリーなのか、それとも調子に乗って現実を見失った道化者なのか? 本稿では、独自の観点でザッカーバーグに見えている世界をのぞいてみたい。
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