ラグジュアリー・ラグランジュ・ポイント
@JULIA_JULIA
第1話
落ち着ける場所というモノがある。いえ、落ち着いても良い場所といった方が適切かもしれない。誰かに疎まれたり、蔑まれたり、
どちらの希望にも、ワタシは沿えない。よってワタシが彼らと結婚することはないのだろう。
しかし、そうはいかなかった。
「お? いいトコにいた、今日もヤらせてくれよ」
その一言が、
「
「ゴミ掃除をしただけだ。二度とコイツに関わるな」
ワタシを
「あ? なんだオマエ? ソイツの彼氏なのか?」
「違う、友人だ」
「だったらオレと同じじゃねぇか。オレも友達だぜ、セフレなんだから」
「その関係はもう終わりだ。今後コイツになにかしたら、骨の二、三本は覚悟しろよ」
「・・・チッ!」
舌打ちが聞こえたあと、程なくして
「まだ、そういうことをしてるのか?」
「・・・ゴメン」
ワタシは
そんなワタシのことを
ワタシへの咎めを果たすと、
「さっきの撃退料、二万でイイか? あと、晩メシ奢って欲しいんだけど」
ワタシは無言で頷いた。程なくしてコンビニのATMに立ち寄り、四万円を引き出す。そのあいだ、考えごとをしていた。
早く誰か探さないと・・・、稼がないと・・・。
ラグジュアリー・ラグランジュ・ポイント @JULIA_JULIA
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