友達と作った話。

額田兼続@みんなでカクコン頑張ろう

猫になった娘

昔々、あるところに、お爺さんとお婆さんとその娘が住んでいました。

娘は川へ洗濯に行きました。

娘はイケメンな夫が欲しいので、途中で寄り道して近くの村へ行きました。

しかし、そこにはブサイクしかいませんでした。

絶望した娘でしたが、その時にはもう日は暮れ、家に帰ろうにも帰れないので、その村で一晩泊まって行きました。


そして、帰り道、川を見ると、何かがどんぶらこドンブラコドンブラコと流れてきました。そこには、「拾ってください」と書かれた箱がありました。

いかにも怪しそうなので、娘は無視することにしました。

しかしその夜、娘は奇妙な夢を見ました。

開けろ、開けろ箱を開けろと怖い夢を見ました。

そして娘が驚いて目を覚ますと、そこは真っ暗で狭い部屋で、それに体に違和感がありました。

娘は辺りを見渡しました。

すると、娘は自分が猫になっていることに気づきました。

そう、娘は箱を眠っている間に開けてしまい、猫になっていたのです。

娘は何とか出ようとしましたが、猫の力では箱を開けられません。

すると、部屋に窓があることに気づきました。

娘が窓の外を覗くと、そこは街に変わっていて、立派な城が建てられていました。

すると、窓に少し隙間があることに気づきました。

娘はその隙間から箱を脱出しました。

そう部屋と思っていたものは箱だったのです。

娘が外に出ると、そこにはなんか偉そうな侍がいました。

娘はなぜこんなところに侍がいるのか疑問に思いました。

すると、侍は猫になった娘を抱き上げ、城まで連れて帰りました。

侍は、殿様に、この奇妙な動物を渡しました。

殿様は猫好きだったので、娘を自分の猫として大切に育てました。

そして猫は殿様に助けを求めました。

しかし猫語は殿様に伝わらず、そのまま死ぬまで殿様に大切にされましたとさ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

友達と作った話。 額田兼続@みんなでカクコン頑張ろう @Nekofuwa-jarashi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る