第3話 世界ランキングの反響 side ???

「四鳳院と九条は攻略を続けるようだな」

革張りの椅子に腰掛けた男が呟く。


「そうみたいね」

その声に近くに立っていた女……どちらかというと可愛い女の子……が反応する。


「世界ランキングの影響が大きかったんでしょうね。13位と18位……世界でも最強クラスの戦力がいるチームだと知ってしまったら、いくら酷い失敗したと言えども攻略を辞める選択肢はないでしょう」

腰よりも長い銀髪を背に垂れ流した細身の女の子は、少しあどけなさの残る綺麗な顔を男に向ける。


「おかげであの男が追い出されたようだな」

「部下を彼の確保に向かわせました。彼のスキルが予想通りなら私はまだ先に進める」

彼らもまたダンジョンに関わる人間のようだ。


「世界が変わるな……」

「はい……少なくとも私にとって」

女の子は男が見守る中、握りしめた拳を見つめながら呟いた。期待しているのだろう。


そうして彼らは部下からの報告を待つのだった。

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