召喚士って響きいいよね〜ある事を機に頭角を現した召喚士の珍道中

ナリゾー

全ての始まり

召喚士の仕事ってこんなに過酷なの?


1人の青年は現実に絶望する


彼の名は『ノア』幼い頃から召喚士というものに憧れていた


そのことを親に伝えたら鬼のような形相で止められたのはこういうことだったのかと理解するが時すでに遅し


ノアは数年間召喚士のことについて調べやっとの思いで召喚士になることが出来たのだ


給料は高給だし、福利厚生もしっかりしているのだが


召喚魔法というのはかなりの魔力を必要とするのだ。


それなのに1人ひと月のノルマがありえないくらい高い例えるなら小指1本に数十キロの重荷を乗せるくらいノルマが高いなんなら不可能と言ってもいいだろう


周りの召喚士達も


「おい、お前ノルマ終わったか?」


「馬鹿言え、あんなんこなしたら人間辞めてるわ、毎月魔力切れを起こすスレスレで頑張ってるんだぞ」


周りの声を聞けばわかるだろう魔力切れは体内にある魔力を全て使い切ることだ。それが起きると人生の苦痛などが子供だましのように思えてくるくらい辛い、そのせいでショック死する召喚士も後を絶たない


そんな危険を犯してまでこの仕事をやり続けるのは給料のせいなのだろう


普通人の年収は金貨10枚なのだが召喚士はそれをひと月に貰える


だけど手元に残るのはちょっとだけなのだ、魔力回復用のポーションだったり召喚獣の食費代なのをコミコミでやると給料のほとんどが消える


「はぁ〜なんでこんなんになりたいなんて思ってたんだろ」


やつれた顔でぼやく


「とにかく今日の仕事は終わりだ帰って寝よ」


その時に


『オルターの街から北に魔物の群れを確認!直ちに戦闘準備と避難準備を!』


と拡声器の声が街中に響く


「また面倒事かよ、俺は帰って寝たいんだ」


そういいとぼとぼと歩くノアその足が向かう先は北門である


だるいなぁって思いながら足を進めるノア


今回の魔物の襲撃のリーダー格はかなり知能があるやつらしい。


魔物が群れで動いてるのにこんなに近くまで寄らないと分からないはぁまぁいいか



『迎撃部隊第一陣壊滅!』


「まじかよ...」

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