幸せな日々Ⅴ

今週はゴールデンウイークということで、私とお母さんと弟の三人で北海道へ旅行に行くことになった。


お父さんは仕事で忙しいのか、最近は家にいることが少ない。


私たちは空港に着くなり、身体検査を受けると、飛行機へ搭乗した。


初めての飛行機の体験だったこともあってワクワクした。


その日は晴れていて、窓際の席から見える外の景色に感動していた。


青い空がどこまでも続いていて、その下には私がいつも見ている白い雲がモクモクと広がっている。


それをのんびり眺めていると、いつの間にか北海道へ到着していた。


私たちはさっきの空港で預けていた荷物を受け取ると、キャリーバッグをガラガラと引きながら予約をした近隣のホテルへと向かった。


私たちはホテルに着くなり荷物を下ろすと、いざ観光へ出発することに!


一日目は、旭山動物園に行ってホッキョクグマやペンギンを見た。


ホッキョクグマを下から覗ける(アザラシの視点を体験できるということらしい)カプセルに入ると、ホッキョクグマを間近で見ることができた。図鑑では見たことがあったけど、近づいてみるとその迫力に驚いた。


ペンギンは地上ではペタペタとゆっくり歩いているけれど、水の中に入るとさっきまでのノロさはどこえやら、颯爽と泳ぐ姿に目を奪われた。


二日目は、小樽を観光した。


昼ごはんは、地元で採れたという新鮮な刺身を味わった。特にエビの弾力の違いは今まで食べていたものとは断然違っていてプルプルで美味しかった。


夜は、小樽運河へと足を運んだ。


街の中にあるいくつものクラシックストリートランプのガス灯が石畳を思わせる路を照らしていて、ヨーロピアンな雰囲気に魅了された。


私の地元にある電灯はそのまんまライトが光っているだけで地味に思えるけれど、ここにあるような、一つの電灯が枝分かれした二つのランタンが配置され、おしゃれな装飾を持つだけで、こんなにも周りの雰囲気が違くなるものなんだな。


反対側に見える石造の倉庫たちもヨーロッパ風な雰囲気に相まって景色としての一体感を作り出していた。


私はこの景色をとても気に入ったので、これを背景にして家族で記念撮影をした。


辺りが暗かったから表情とかはあまり見えない感じになって写ってしまったけれど、まぁいいか!


そんな感じで北海道の各地を巡って、様々な良い思い出を作れた。


またこうして家族で旅行したいな。


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