幸福の注射

幸せな日々Ⅰ

今日も私は幸せな日々を送っている。

私には優しいお父さんとお母さん、仲良しな弟がいる。

お母さんはちょっとうるさいと感じることもあるけれど、いつも家事を頑張っている。

お父さんは朝早くから夜遅くまで仕事を頑張っている。

弟は一つ年下で、ちょっと子供っぽいところが可愛い。

今日は、みんなで近くのショッピングモールへ行ってご飯を楽しく食べたり、スーパーでいろいろ買い物をした。

本屋に来て、面白そうな小説を立ち読みしていたら、お父さんが「そんなに興味があるなら買ってあげようか？」と提案してくれて、とても嬉しくなった。

弟は私と張り合うようにして「この本がほしい！」とお父さんに頼み込んだが、「漫画は自分のお小遣いで買いなさい。」とたしなめられた。

弟は不貞腐れた感じでムスッとして、私の本をチラ見すると、仕方ないかとばかりに本を戻しに行って、さっきよりも少し安めの本を持ってきた。

まったく、弟はいつも私の真似ばかりするんだから！

お母さんはお気に入りのファッション雑誌を持ってきた。

大人の女性のファッションは私にはまだ早そうかな。

あとはみんなでお会計の列に並んで、本を買った。

次はどこへ行こうかな。

お花屋さんかな、服屋さんかな、靴屋さんかな。

今日はまだまだ時間がある。

家族といることは私の一番の幸せ。