第2部 三体合流~鮮血と明朗~
第八話『早い!! 茶店close』
ここは、
喫煙可。
白いサテン生地の
数十分前、
多くの男が憧れるような歳のとり方をした、渋いオジサマのマスターが、キュッキュッ、と、
高さのあるカウンター席に座るミニスカー・サンタとサンタク・サンタ。
ひと暴れして休憩中、というわけだ。
~♪ M◯NSTER的カッチョいい曲(前奏) ♪~
\ジューニジーヲスーコシスギルコーロ/
フィンランド宇宙軍専用携帯端末〈
ちなみに現在時刻は……
\ピッ♪/
「はい、
電話に出たミニスカー・サンタの表情は、あまり嬉しそう、という感じではない。
「
サンタク・サンタが、恐る恐る、問う。
「もォッ、こんな短時間に
ミニスカー・サンタはそう嘆きながら、グラスにちょこっと残されていた
「マジかよッ! まさか、あいつが……な。その上……
キレ気味の、サンタク・サンタ。
「んなもん仕方ないだろう? ウチは酒場というよりも
マスターも、ちょっぴりイライラしている。
「深夜12時閉店は早いって! 俺たちのために24時間やってくれッ! あ、というか12時過ぎたのか? なら、12月24日の日没から、12月25日の深夜0:00までの時間、すなわちクリスマス・
思わず
「ちょっとォ、サンタク・サンタったら、ややこしいこと言わないデェ? 頭がこんがら
舌が絡まるミニスカー・サンタ。
「ミニスカー・サンタ、こんがらがり過ぎだろ……このドジっ子めッ」
サンタク・サンタは、ドン引き。
「それでよ、お前たちのいない間に、えらく顔色の悪い、背に翼の生えた変な
「そうなのェ、わかったわァン。なら、アタイら、
「しゃーなし、行くとするか……」
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