第12話

「…チッ。先客かよ。ルールも分からねぇ1年か?」


数秒目が合ったがすぐに逸らされ


私には理解出来ないような事を言っていた。


まぁ、それよりも


『今この人初めて会う人に舌打ちしたよね?』


『えっ?聞き間違いじゃないよね?』


と心の中でパニックになるが努めて冷静を装った。


「なんだよ?こっちみんじゃねぇよブス。」


イラッ。


『あはははっ。


冷静になれ私。』


心の中でそう念じる。


今まで私に対して舌打ちや、ましてブスなんて言ってくる


奴なんていなかったから普通に言葉が刃のごとく刺さる。


「あははっ。どブスでごめんねぇ~・・・」


自虐的な言葉をつい言ってしまった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る