短編小説 飛べない鳥

@tobenaitori0725

短編

鳥はみんな飛べるはずだった...

「僕の名前は飛べない鳥」

近所の子供達にこう呼ばれている。

なぜなら、僕1人だけ飛べないからだ。

僕も生まれた時は飛べると思ってた。

だけどいざ挑戦するとダメだった。

でも最初は親にも「大丈夫」と言われたが僕は飛べない鳥ってことがわかった。

だから親に見捨てられた。

だから僕は今日まで必死に努力したが飛べなかった。僕はどうやったら飛べるのかを必死に考えた。ある時は飛行機の横にくっついて飛んでみようと思ったが失敗、ある時は助走を使って飛んでみようと思ったが失敗。

僕は、「ダメダメだいっそのこと宇宙に行ってみるか?いや駄目だ普通に死んでしまう」

自暴自棄にもなってしまう時があったが僕は飛べるように必死になって頑張った。

僕が頑張る理由は親を見返したり近所の子供達を見返したいからだ。

ある日突然なぜか「僕は飛べる」と思い飛んでみることにした。


「バッサ」っと羽を動かした。

飛べた。

初めての景色。

これで近所の子供達に飛べない鳥って言われない。

だけど次の瞬間、木にぶつかった

と思っていた。だけど木が透けた気がする

そう、僕は寿命でいなくなったのだ

だから、飛べたのか

てことは?

そう僕は、飛べずに短い生涯を終えたのだ。


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