彼氏持ちの幼馴染みJKに押し倒された日

なつめx2(なつめバツに)

第一話 エロDVDを見つけられた日

 璃花子りかこが久し振りに俺の部屋にあがった。

 学園帰りのコンビニで会って、どちらからともなく誘っていた。


「相変わらずきったない部屋だな」

「お前んトコも同じようなモンだろ?」

「ふふん♡……いまじゃ、乙女の部屋だっての(笑)」


 そして、飲み物をせがまれて戻ると ──

 隠しておいたエロDVDを見つけられていた。

「なに?……このタイトル、ヤバくね?」

「べ、別に可笑おかしくないだろ?」


「『彼氏持ちの幼馴染みJKに押し倒された日』」


「声にだして読まなくて良いから!」

 璃花子がDVDをケースからだしてプレイヤーのデッキに入れた。

「み、見るのかよ?」

「当然、見るじゃん♡」

 さっさと俺のベッドに坐って言った。


貴生たかおの変態趣味を確認しておかないとな(笑)」


 俺も隣に並んで坐って暫く黙って見ていたが、濡れ場が激しくなると璃花子が叫んでいた。

「すごーっ!?……最近のJKはこんなコトまでするのかっ!?」

「お前だってJKじゃんか(笑)……お前んトコはしないのか?」

「う、うちら、は……の、ノーマルじゃけんのう!」

 璃花子はパニくると、似非えせ方言がでる。


「て、言うか……マネージャーから大会が終わるまで『えっち禁止令』がでた……」


「ふ~ん」

「あ、あのマネージャー、絶体、変っ!……って言うか、絶体、光司こうじを狙ってる…」

 それから、ちら、っと視線を外して小声で呟いた。

「光司だって……もしかしたら、ヤッte……くっそ、あの女っ!?」


「つまり、璃花子は現在『欲求不満』な訳だ…」


「う、うるさいよっ!?……ズボンの前を膨らめてるヤツに言われたくないってのっ!?」

 そう言って璃花子はソコを、ぎゅっ、と握ってきた。



 璃花子とは中坊の時、お互いにエッチに興味を覚え始めたころに身近にいた異性だったので……なるようになってしまった。

 最初は程度だったが、当然それで終わる訳がなかった。

 しかし、ソコは中坊だったし、最後まではイカなかった(イケなかった、というべきか?)。

 怖いのもあったし、も知識がなかった。


 しかし、シックスナインで互いのを舐め合い、最後には《○股》までしてしまった相手を〝シテいない〟と言えるのか、甚だしく疑問ではあるが?

 そういやあ、璃花子に《お掃除○ェラ》を仕込んだのも俺だった(笑)。



 璃花子が俺の股間を握ったままの手を離さない。いや、勿論、ズボンの上からだが。

 だから、俺も璃花子の胸を触った。学園帰りだったし、まだ衣替え前なので半袖のブラウスだ。

 ブラの感触が中坊の時はなかったモノだ。

「大きくなったな…」

「いつと比べてるんだよ」

「最後に触ったのって……いつだよ?」

「忘れた」


 いや、俺は覚えている。璃花子も絶対覚えている筈だ。



 学園の一回生の夏休み前だ。

 俺の部屋に入るなり真っ赤になって言ってきた。


「光司に告られたけど受けても良いかな?」


 二人で決めていたコトがあった。

 どちらかでも彼氏(彼女)ができたら、は最後にしよう……と。

 その日は二人とも

 これが最後だ……と、互いの身体を、アレを、夢中でまさぐりあい、舐めあい、擦りあった。



 俺は、璃花子のブラウスのボタンを外し、ブラの上から乳房を揉んだ。

「あの日、初めてブラを着けたって言ってたな?……告白される予感があったのか?」

「………………」

「あの日のブラ、サイズがあってなくてだったな(笑)」

「うるさいよっ!?……母ちゃんにも訊けないし、自分で買ってきたんだからっ!?」


 ふて腐れたように言って、璃花子は俺のズボンのジッパーを降ろした。

 俺も璃花子のブラを上に摺らせて直に乳房を揉んだ。

 璃花子は、、ボクサーブリーフの上から形をなぞっている。


「貴生だって、こんなに大きくなかったしぃ!?」


 光司とどっちが大きいんだ……喉まででかかったその言葉を呑み込んだ。

 俺の手指が乳首に掛かると、待っていたように璃花子の手も〝社会の窓〟を潜った。

 少し汗ばんだ手指が俺のチ●ポを舐めるように撫で廻す。


「○走り、すごーっ!」


「璃花子だって、濡れぬれだろっ?」

「濡れてません~~っ!」

 その遣り取りは覚えがあった。

 璃花子なりの『早く触れ』アピールだ。


 俺は左手を脇の下から廻して乳首を弄りながら、右手をスカートの中に忍ばせた。

 いきなりショーツの中に手指を入れたりしない。

 太股の内側を膝から奥に向かって、つつつぅ~っ、となぞる。

 璃花子の腰が、びく、びくん、と揺れる。

 璃花子の弱いトコも、ホクロの位置も、全部知ってる。

 彼氏の光司より、俺の方が絶対知ってる。

 下草の右の生え際に二つ並んだホクロが弱点で、そこを舐められると、それだけで軽く達するのも変わっていない筈だ。

 だから、勿論、まだ触らない(笑)。


 璃花子がように俺をベッドに押し倒して唇を奪ってきた。

 暫くぶりのキスだが、お互いのの陰も感じない程に昔のままだというのは、どうなんだ?


 お互いの股間をまさぐりながら、暫くエロいキスを続けていたが、俺がウイークポイントを触ってこないコトに焦れて璃花子が、ちゅぽおーんっ、とわざとらしく音を立てて唇を離した。


「スキン、ある?」


「○股までしか、シないんじゃなかったか?」

「そうだよ(笑)……でも、興奮した誰かさんが、間違って○れちゃうと困るしぃ(笑)」

「おお、危険手当は大事だな(笑)」

 俺が抽斗から取りだして箱ごと璃花子に放った。


「しかし、なにこのサイズっ!?……昔の倍はあるんじゃない?…デカ過ぎじゃん(笑)」


 箱から取りだした璃花子が呆れ声をあげた。

 さっき訊けなかった答えを貰った俺は満足である(笑)。


 璃花子がスキンを口に咥え器用に被せてゆく。

 本来の用途には使わなかったが、これも中坊の時に俺が璃花子に技だ。


「久しぶりにヤッタけど忘れないモンだな♡」


「えっ?……光司には、シテないのか?」

「スル訳ないじゃん、恥ずかしい!」

「俺は、良いのか?」

「貴生があたしに教えたんじゃん(笑)」

 そして、俺を睨んで続けた。

「な、なんだよ、なに笑ってんだよ?」


「ちょっと嬉しい♡」


「ば、ばか言ってんじゃねーっ!」

 照れ臭そうな顔を隠して璃花子が俺に跨がった。

「間違ったして○れるなよっ!」


「間違って♡」


 そう言って、璃花子はシタのクチでを咥え込んだのだった。



         【この項 おわり】

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