第二話

 都の端、起伏に富んでいるため地価の安い区画にその店はあった。

 石積みの一階建ての建物の壁には蔦が這い、窓は色硝子が嵌められ一見すると不気味だが店主達は意に介することなく店を切り盛りしていた。


「ねえ、ロット。今日はお客さんが来るよ」


 昼食を終えた昼下がり、趣味の悪いアンティークランプを拭きながらゼストはそんなことを口にした。翡翠色の瞳に売れ残りに相応しい極彩色の光が反射する様子をシャルロットは気に入っていた。

 ゼストとシャルロットが共に営むこの店の常連はそう多くない。怪訝さを隠さず、短い白茶の髪を揺らしながら振り向き答える。


「ゼストの勘はよく外れるじゃない」


 あの事故から数年が経ち、シャルロットとゼストは二人で都に移り住んで小さな店を構えていた。


「この間も、フロワが来る! と店を開けた直後に言っていたのに、来たのは日暮れだったこと忘れたのかしら」


 フロワは変わり者の学者で、買う物もないのに店に入り浸る不思議な男だ。

 珍妙な置物に囲まれていると絡まった思考の糸が解けてくるらしい。頭が明瞭になればそのまま店を出て行くので客とも言えない男だったが、ゼストとシャルロットもフロワにはある事で世話になっているので都では一番親交がある。


「来たんだから同じだよ。ほら、今すぐにでもドアベルが鳴る予感がするだろ?」


 ランプを抱えたまま、覗き窓も付いていない扉をゼストは指差した。故郷では兄分を任されていたのに、村を出てからはまるでシャルロットの弟のように振る舞っている。

 シャルロットはハタキを持ったまま嘆息とともにゼストを宥めようとする。


「いつもと変わりない、店のドアよ。それよりあなた、父様に会ってきたんでしょう?」


 シャルロットの父は普段、現在の本邸があるグルース村で妻と共に暮らしているが時折都にまで訪れることがある。


「元気そうになさっていたかしら」


「相変わらずだったよ。俺に対しても不自由はないかと聞いてくれた」


 村を出て都で暮らす若い二人をシャルロットの父は気にかけていた。ゼストとしては一人娘を攫ったようなものだったのでいささか肩身が狭くあるが、そのことに関して詰ってくることもなかった。


「相変わらずあの人は寛容というか、底が知れないというか」


「父様は私がどこにいたって、どのような暮らし向きをしていても、心のままに振舞えているならそれでいいのよ」


 父の愛はシャルロットには少し大きすぎるが、くすぐったくも有難いものだった。


「それはあなたのことを信用しているからこそでもあること、知っているでしょう?」


 グルース村にはシャルロットと年頃の近い男児が何名かいたが、その中でシャルロットと交友を重ねられたのはゼストだけだった。ゼストの父がシャルロットの父と懇意にしていることもあったが、無論それだけで大切な一人娘を考え無しに預けたわけではない。


「……うん。その期待に背かないように……」


 言い終わらぬ内に勢いよくドアが開き、一人の男が転げるように店に入ってきた。

 艶のない白髪は肩口で切りそろえられ、どこか薄弱な印象を受ける。紫の色の瞳は常とは異なり怯えを含んでいた。


「フロワ!?」


「貴様ら、匿え。何なんだあの三人組は!」


 そう言うや否や、店の奥の居住スペースに飛び込んでいくフロワを二人は呆然と見送るしかなかった。

 入り口の近くにいたせいで乱れたシャルロットの短髪をゼストが撫でつける。


「何だったんだ……」


「追われてるみたいだけど、フロワが追いかけられるなんて何事だろうね。あれで案外まともなのがフロワなのに」


 二人きりでなくなったため、シャルロットは口調を見た目に見合った物に変えた。この切り替えにも彼女はすっかり馴染んでいた。

 ドアベルが騒ぎの余韻を残すように響く。一度ドアを開けば暫くは鳴り止まない。


(ガラス製にしなくてよかったわね)


 扱っている商品の宣伝も兼ねてドアベルの材質に関しては最後まで悩んだが、判断は吉と出たようだ。

 さてどうしたものか、とシャルロットがドアを眺めていれば、再び音と共に扉が開かれる。


「申し訳ない。こちらに白髪の青年が訪れなかっただろうか」


 エヴァン・トワイライトと男は名乗った。

 丈の長い紺青のコートと胸に付けられた記章は都で警邏を行っている憲兵の証だ。歳はゼストたちと程近いにも関わらず随分な選良であることが窺い知れた。


「いらっしゃいませ、ゼストとロットの店にようこそ。何か御用ですか?」


 お決まりの口上を口にしながらシャルロットを背に庇うゼストの表情は硬い。フロワは上手く身を隠したらしく、憲兵は店の奥を注視すること無く言葉を続けた。


「今、都の中心部で失踪事件が頻発していることはご存知だろうか」


 青みがかった黒髪は整えられており身長のせいで一見すると細身に見えるが、憲兵は入団に際して体術試験がある。生半可な腕前では合格できない。


「ああ、外れのこっちでも話題になってましたよ。物騒だから日が落ちてからは出歩かないようにしてます」


「賢明な判断です。件の事件の際、近くでフロワさんが目撃されておりまして。犯人と鉢合わせていないか確認しようとしたんですが……」


「それだけであのフロワが逃げる? 想像が付かないな」


「こら、ロット……すみません」


 ゼストは自身の背後から顔を出して尋ねたシャルロットの不躾な物言いを咎めた。


「いえ、彼の言うとおりです。こちらの聞き方に問題があった」


 数年前の事故をきっかけにシャルロットの髪は短く整えられている。意図的に性差を感じさせない服を着ていることもあり初対面で性別を看破されることはまず無かった。


「連れが二人いたのですが、焦りもあって性急すぎました。今は店の外に待たせていますが……」


「俺の話?」


 ドアベルは三度目も鳴った。


「初めまして、俺はレディオル。縁あって憲兵のエヴァンと一緒に捜査をしてる。こっちの女の子はイネス。彼女も事件に巻き込まれてね、参考人として来てもらっているよ」


 目を灼くような鮮烈な赤髪にシャルロットは思わず目を眇めた。明朗な声と大げさな身振りが自然と目線を集める。レディオルに手をひかれている黒髪の少女も美しい容貌を持っているが、気配が希薄なことも相俟ってレディオルのせいでどうにも印象に残らない。


「都を騒がす連続失踪事件。現場に致死量の血だまりが残っているにも関わらず、晶石が見当たらない」


 憲兵が言葉を引継ぎ失踪事件に関する補足を説明した。

 人が死ねば必ず晶石が残る。死亡届も晶石が無ければ提出することができない。


「失踪とは銘打っているが、まあ死んでると思うよ。近くの病院に運び込まれた様子もないし」


「レディオル!」


 レディオルの言葉をエヴァンが鋭く制す。彼らの傍らで黒曜石のような瞳を伏せてイネスが黙している様子をシャルロットは静かに観察していた。

 意志薄弱な美貌が静かに店のガラス細工を眺めている。露出の少ないアンティーク調の衣装もあって等身大のビスクドールのようだった。


「……この調子でフロワさんを驚かせまして、誠に申し訳ないことをしました」


「ああ、成る程。変わり者ではありますが、彼は繊細ですからね」


 ゼストの納得を見届け、シャルロットは彼からそっと距離をとった。年頃の近い男が同性を過剰に庇う様子は不自然だったからだ。

 名声や表面上の態度、彼の持つ地位もあって傍若無人の先入観を抱かれやすいフロワではあるが、実際の性格は実に大人しい。

 かつては助手を数名選んで研究を行っていたが年上の部下に対する無礼を避けようと配慮を重ねた結果、研究もままならないほど衰弱し治療院に担ぎ込まれた前科すらある。


「驚いたまま逃げられてしまってね」


「聞き込みの最中、この店の常連と仰っていたのを思い出しまして、伺わせていただきました」


 都といえどガラス製品を専門とした店は珍しい。あとは逃げた方向と入り組んだ道にさえ気を付けていれば特定は容易なことだった。


「まあ常連だよね。特になにも買っていかないからこっちは商売あがったりだけどさ」


「口が悪いよ。フロワの紹介で何点か売れていったじゃないか」


 生意気なロットとそれを窘める穏やかなゼスト。この店を開くときに人前ではそのように振舞うことを二人は決めていた。


(このまま帰っていただけないかしら)


 憲兵も暇では無い。夕刻になれば詰所に戻っての報告があるはずだ。レディオルとイネスだけならば店仕舞いを理由に閉め出してしまえば良い。

 そんなことを考えている内に身体の中心が痛んでくるのをシャルロットは感じた。


「……」


 一方、レディオルとエヴァンに気取られぬように息を潜めたフロワは状況を察していた。シャルロットの夕方の薬の時間が迫っている。


「……話を聞くまで帰る気はないんだろ? フロワ、観念して出てきなよ」


「ゼスト!」


 友人を売るような言動をゼストがとるべきではない。シャルロットが咎めるが、ゼストは意に介した様子も無く肩を竦めた。


「流石に憲兵には逆らえないよ」


(嘘つき)


 ゼストが憲兵や公の物に逆らうことを躊躇うことは無い。

 シャルロットの薬の時間が近づいているため、目の前の厄介事を早急に片付けてしまいたいだけであることを彼女は感じていた。

 ゼストの言葉を受け、シーツを被った白髪の青年が奥の居住スペースから出てくる。上背こそあるが不摂生が見てとれる痩身を揺らし、無造作にシーツを棚に放った。


「ロット、貴様は寝台はもう少し片づけたほうがいい。本を積み過ぎだ」


 布団を被っている内に眠気が来たのか紫水晶とも見紛う瞳をぞんざいにこすり、欠伸を噛み殺している。


「やっぱり匿わない方がよかっただろ、こいつ」


「あはは……」


 形式としての憎まれ口を叩くシャルロットにゼストがあいまいな笑みを浮かべる。

 都に来る前から物語を愛好していたシャルロットだったが、古書店が立ち並ぶ旧市街地に自由に訪れることができるようになって箍が外れてしまった。現在は店の奥の居住スペースの三割がシャルロットの集めた本で埋め尽くされている。


「逃げられないなら手短に済ませてくれないか。これでも忙しいんだ」


「君が走りださなければ聴取は速やかに終わったよ」


 笑みと共に告げられたレディオルの言葉にフロワが身を震わせた。髪と同様に鮮烈な赤色の奥の、ぽっかりと開いた黒い瞳孔が白い青年を見据えていた。


「そもそも、あなたは何者なんだ。憲兵じゃないだろ」


「俺? 趣味で都の治安を守ってる暇人」


 満開のガーベラを思わせる笑みと共に告げられた言葉に三人は呆気にとられた。いち早く立ち直ったゼストが質問を口にした。


「都にはそういった集まりがあるのかい? 自警団が昔はあったと聞いたし、その名残とか」


「いいや、そういったものとはなんら関りがない。レディオル個人がいつの間にか始めていた」


「そもそも俺、生まれはドガじゃないしね。ほら!」


 袖をめくって見せてきた肌は血管が透けていた。エヴァンとフロワもドガの民の中では色の白い方ではあったが、明らかに人種からして違っている。


「色が白すぎて青い血が流れてるみたいだろ。粉挽きの息子なのにさあ!」


 あっけらかんとした調子のレディオルに言葉を重ねられる人間はいなかった。


「これは……俺たちの周りにいなかったタイプの人間だな」


 流石のゼストも外面が剥がれかけているらしく、笑みがひきつっていた。二人の故郷のグルース村は牧歌的で平和な場所であり、都に来てからもこのような人間と接した経験はなかった。


「とにかく、今日は帰ってくれないか。僕は暇じゃないんでこれから人と会う約束がある。話が聞きたいんなら時間を作ってやるから、この店に来い」


「店主の許可が無いぞ、白髪頭」


 近くにあった己の顔ほどもあるガラスの灰皿を振りかぶるシャルロットをゼストが宥めた。


「まあまあ。フロワの部屋なんてそれこそ人を招ける場所じゃないだろ」


「お前もたいがいだな、ゼスト」


 心を害した様子もなくフロワが続ける。レディオルに乱された調子は戻ってきたようだった。

 都の中心地の学者街にあるフロワの住む寮は床こそ確保されているが、机の上には各国の論文や彼宛の手紙がうず高く積み重なっている。


「下手に手を出せば王侯貴族直筆の書簡だぞ。僕らは二度と行かないって決めたんだ」


 一年前、縁あってフロワのアパートに足を踏み入れた二人だったが勧められた椅子から一歩も動くことができなかった。専門用語がふんだんに使われ、文法もゼストたち庶民のものとは勝手が違う論文は一度でも崩せば二度と復元できない自信が彼らにはあった。


「一度訪ねましたが、お勧めできませんね。部屋の中の様子もですが隣の住人は貴き方々なので」


 この国に限らず学者を志す人間は貴族や豪商の出が多い。学問を深めるためには何をおいても資金が必要とされるのだ。その中で平民の出にも関わらず、若くして学を修めたフロワは異質だった。


「……では申し訳ないが、三日後の正午に伺わせてもらう」


「心得ました。フロワも、約束があるならもう帰りなよ」


「こいつらと肩を並べてか?」


「違う道を使いたかろうが、坂の下までは仲良く下りな」


 店は坂の途中に位置しているが、登り切っても崖に面した小さな公園があるだけで通り抜けられるような道はなかった。


「結局お前ら二人とも僕の扱いがぞんざいだ」


 気を悪くした素振りと共にフロワが店を出た。


「それでは我々も失礼します」


フロワがいなくなればエヴァン達もこの店に留まる理由はない。エヴァンとイネスは会釈を、レディオルはひらりと手を振ってその場を辞した。

 店のドアが閉じた瞬間、遂にこみ上げるような吐き気と胸の痛みを感じシャルロットは円卓に突っ伏した。艶めいた光沢を放つ飴色の上等な木机はこの店を買った時からあったものだ。


「シャーリー!」


 壁一枚隔てたように聞こえるゼストの声だけが今のシャルロットにとっての縁よすがだった。

 数年前からシャルロットの身体は病魔に侵されていた。フロワの煎じた薬のおかげでここ半年は頻発する発作を抑えて小康状態を保ってはいるが、それもいつまでかは分からない。

 所狭しと並べられた調度品に大きな身体を打ち付けながらゼストはシャルロットのもとへ駆け寄った。骨が浮くほどに薄い彼女の背をさすりながら、会計用の作業台の下にある隠し扉にシャルロットをもたれさせた。


「今日はもう休んでくれ。彼らが戻ってきたら君は仕入れに行ったことにしておく」


 店のドアと裏口に鍵をかけ、全ての窓のカーテンを引いていく。大判のブランケットでシャルロットを包くるみ、横抱きにしてそのまま隠し扉の奥の階段を下っていった。

 表から見れば一階建ての店にしか見えないが、実は坂の下の通りの建物と繋がっており、シャルロットとゼストの本当の部屋はその真ん中にあたる場所に構えていた。


(こんな時だけ、村にいた頃のように戻ってしまう)


 皆に望まれるまま頼れる兄分をしていた、かつてのゼスト。美しくしてしまった記憶が今に追いついてくる。

 階段を下りきり、薄闇の中でも鮮やかな山吹色のドアを開けば雑然とした店とは打って変わり、柔らかな光が満ちた部屋が表れる。

 空色のグラス、レースの遮光布、キルトのリネンカバー。寄り添う二匹の木彫りの栗鼠はどんぐりの代わりに小さなガラス玉を持たされている。

 地下室にしては広いはずだが窓際、暖炉、寝台の近くにテーブルと椅子が配されているため、どうしても手狭な印象を受ける。

 シャルロットの身体には不釣り合いな大きな寝台に寝かされ、毛布を肩まで引き上げられた。


「発作がいつまた来るか分からない。明日もできるだけ大人しくするんだよ」


 暖炉の火を確認しながらゼストはシャルロットに声をかけた。窓が西南に面していることもあり日中は暖かい部屋だが、その分日が落ちれば冷える。レンガ造りのテーブルにドームをかぶせたような暖炉は二人がこの家を選んだ決め手だった。


「帳簿だけ付けてくるから、ここでじっとしていること。読みさしの本はいつもの場所に。夕飯は昨日のスープにパンを入れてパン粥にしよう」


 自身への確認も兼ねたゼストの言葉にシャルロットは思わず眉をしかめた。今朝の市で買ったばかりのパンが粥にされてしまうのは余りにもったいなかった。


「……夜には体調も戻るだろうし、パンは炙ってもいいんじゃない?」


「君の好みに合わせてとびきりずっしりした田舎パンを買っただろ。駄目だよ」


 耳元で柔らかくささやかれる小言はシャルロットを思ってのものだ。そのせいでロットの時は自然と口をつく屁理屈が浮かぶことはなかった。


「別にゼストは好きなものを食べればいいのに」


 市でパンを買う際、一緒に新鮮な卵と上白糖を購入していたのをシャルロットは見逃さなかった。甘い卵液をたっぷりひたしたバゲットをバターを溶かしたフライパンで焼いているときのゼストの幸福は比べるべくもないものだ。

 村にいた頃から甘いものを好んではいたが自分の食事のために時間をかけられるようになったのは都に来てからで、その余裕をゼストは楽しんでいた。


「別に今食べなきゃ死ぬわけでもないし、病人の目の前で自分の好物を見せつけるような人間じゃないよ」


「変に気を遣われる方が嫌」


「お互いさまだけどね」


 枕もとに置いていたランプの光が絞られた。眩しすぎても気に障り、暗すぎれば落ち着かない神経質なシャルロットが丁度体を休められる明るさである。

 山吹色の扉が閉ざされ階段を上る音が遠ざかった後、シャルロットは息をついた。


(始まってしまった)


 物静かだった少女、イネスを軸とした物語の始まりをシャルロットは生まれる前から知っていた。

 今までシャルロットは自由に生きることができていた。だがこれからはそうもいかない。既に起こった失踪事件、これから起きる出来事。その全てにシャルロットとゼストは巻き込まれていく。


(いえ、これではあまりに被害者意識が強いわね)


 責任がイネスにあるわけではない。それでもシャルロットは村で過ごしていた穏やかな日々を思わずにはいられなかった。

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