第3話:ずっとそこにあるから気にもしなかった、そしてあるのが当たり前だと思い込んでいた。しかしそれはまるで蜃気楼のように消えてなくなり私の前からなくなった。誰もが思うそれは絶対ではないのだと……

「嘘だろ…… 本当に消えたのか?」


 それを見た私は膝から力が抜ける思いだった。

 今までそれは確かにそこにあった。

 毎年毎年確実にあったそそれがいきなり消えてなくなった。


 掲示板を見ていた目の前が真っ暗になる。



「本当に年末の棒と茄子が業績悪化でなくなったぁーっ! 年末年始どう過ごせってんだぁッ!!!!」

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