日本大戦〜日本が大変な事になりました〜
灰崎 An
プロローグ
時代は進み令和から
日本という国は革命とは程遠い国だ。
景気が悪かったり少子高齢化だったりと、それなりの不満も国民は持っている。
だがそれでも平和で豊かな国だ。
世界からも大きく称賛されている。
しかし永興末期になると、少子高齢化の悪化、未知のウイルスの蔓延、第3次・第4次世界大戦、南海トラフ級の地震が立て続けに起きた。
それによって人口の激減、小児教育の破綻が起きた。
それでも日本は国民が一丸となって乗り越えようと、一蓮托生をモットーに行動するようになる。
だが国民の気持ちとは反して、政府や政治家たちは自分たちの立場を良い事に酒池肉林の限りを尽くした。
日本の一部の人間たちだけが美味しい国となった。
こんな事を国民が許してくれるわけがなく、遂に日本で国民たちによる大革命が起こった。
政府は急いで対応したが、そんな事で革命が止まるわけがなく日本の国家は崩壊した。
これで日本は事実上の滅亡だ。
これにより日本の文化・文明が、江戸末期から明治初期まで衰退するのである。
国が滅亡した事で日本各地で派閥争いが起きる。
そして100年後、日本は大きく分けて6個の国に分断される事となった。
北海道・東北地方が基礎となった〈北星王国〉、関東地方が基礎となった〈日中合衆国〉、中部地方が基礎となった〈豊栄共和国〉、近畿地方が基礎となった〈京阪公国〉、中国・四国地方が基礎となった〈雲耀連邦〉、最後に九州・沖縄地方紙が基礎となった〈琉摩連合国〉の6つが新しい国である。
この6つの国が覇権を巡って争う時代を後に、こう呼ばれている………〈第二次戦国時代〉と。
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