消えないで 【カクヨムコン10 短編創作フェス②「雪」】

結音(Yuine)

待ってる

 ボクをおいていかないで。

 雪の降ったあの日、きみは一人でいってしまった。とてもとても遠い世界へ。

 ボクは、まだそこへはいけない。

 できることなら、今すぐにでもきみを追っていきたいよ。

 だけれども。

 きみと同じことをしても、きみと同じ処へ行けるとは思わない。

 だから、ボクは待ってる。

 呼ばれるまで。










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る