第3章 竜一族
3-1 御先祖様の武術修行
前世界か。・・・・
前世界での俺、竜一族について語りでもするか。
苗字『竜』を見てもらえば純粋な日本人ではないのが分かると思う。
これは、『竜一族の初代当主の回顧録』で代々受け継がれてきたもので回顧録によれば、ご先祖様は、小さい頃、攫われそうになった時、武術で撃退してくれた人に憧れ、自分も武術を修行をしたいと思い、助けてくれた人にそういったそうだ。
この時代は、唐から明へ変わる時期の初期で世が荒れており、都でも盗
賊とかが暴れていたようだった。
だが、5歳の子供の言うことを親が許すはずもなく大反対された。それでも、諦めきれず、修行に行く旨の書き置きを残し、父親のお金をくすね、助けてくれた人に親の許可が下りたと噓を言い、修行場所泰山寺まで連れて行ってもらった。
泰山寺は、非常に遠く5歳児の足では9カ月ぐらいかかった。泰山寺では5歳では幼すぎるからとなかなか入門が許されなかったが助けてくれた人にも口添えしてもらい、やっと許され、翌日から修行が始まったが、まだ、体が出来ていないということで寺の掃除などのお手伝いから始まった。修行は非常に厳しく、過酷で何度も逃げ出そうとおもった。だけど家に帰るにも9カ月も係るし、盗賊や山賊が多く無理だと諦めた。
この寺には、日本との交易に行った人がおり、修行の辛さを日本の事や日本語を教えてもらい、紛らわした。
それから13年、寺を出ることを許され、寧波の家に帰ることにした。鍛錬として走りながら帰ることに。道中、路銀が少ないため、宿に泊まることもできず、野宿をし、腹が空いたらウサギやイノシシを狩りながら、盗賊、山賊に何度も遭遇したが、厳しく、過酷な修行をしたおかげで難なく倒すことが出来た。
そうして寺を出てから2カ月で街に着いたが荒れていた。その辺の人に聞くと、3カ月前に盗賊たちが襲ってきたそうだ。家に着いたが、家は半ば焼け、ひどい状態だった。近所に聞くと両親、兄弟とも殺されていた。弔いは近くのお寺がしていてくれたそうだ。お寺に行き、寺の人に訳を言い、弔い場所で親不孝を詫び、永のお別れをした。
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