2-7 魚・・・刺身だぁ‼
俺はギルドを出て、街の様子を見つつ、海の方へ行きながら魚市場を探すことにした。暫く進んでいくと屋台が連なっていた。交易をしているせいか、焼き鳥?やジュース?それに飯屋?が多かった。ジュース屋に行き、ジュースを鑑定した。
【名前: リンガ】
丸い果物で甘く、少し酸っぱい。赤や黄色などの種類がある。
林檎です。
【名前: オジ】
丸い果物で甘く、少し酸っぱい。黄色で皮を剥いて食べる。
オレンジです。
「これ、全部ください」
「へ? 全部?」
「そうです。全部です」
「わ、分かりました。ちょっと待ってくれ」
「お待たせ、全部で金貨2枚、銀貨20枚、銅貨60枚だ」
「はい、ぞうぞ」
「ありがとうございます」⦅収納!⦆
「ヒッエェェ‼」
5分ぐらい歩いて行くと魚市場のように魚などを売っている屋台や店があった。
(うん? なんか懐かしい匂いが‥‥)
(イカの串焼きか?それにあれはサザエのつぼ焼き‼?)
「この串焼きとつぼ焼き1個づつください」
「うん?イーカとザエか?」
「そうです!」
「イーカが銅貨15枚でザエが銅貨10枚だ」
「じゃぁ、25枚で」
「はいよ」
(確かに、イカとサザエだ。)
「イーカとザエ全部ください。焼いてない物も」
「全部かよ?いいけどさ」
「いくらですか?」
「ちょっと待ってくれ・・・・全部で金貨2枚でいいや」
「じゃあ、はい、金貨2枚」
「毎度」
⦅収納!⦆
「びっくりした!」
「はは、じゃぁ」
「また来てくれよな」
それぞれを覗き込みながら魚を見ていった。そうしていたら、マグロ?鰹?、鯵?鰤?らしき物を見つけたので鑑定して見たら
【名前:マグー】
回遊魚で身は赤く、大きい物は3m以上、重さ500㎏以上の物もいる。食用で非常においしい。新鮮
【名前:カーツ】
回遊魚で身は赤く濃い色をしている。乾燥熟成させると美味しいダシになる。食用で熟成した物を薄く削るとなお、美味しい。新鮮
【名前:アジー】
回遊する物や同じ海域に住み続ける物もいる。食用で生でも干した物でも、非常においしい。新鮮
【名前:ブーリ】
回遊する大型魚で通常は群れを作る。成魚は150cm、40㎏以上で非常においしい。新鮮
(やったぁ、見つけたぞ!マグロに鰹に鯵にブリだ‼)
皆、ハラワタや血抜きはされていた。
「いらっしゃい、ここの魚はさっき水揚げされたものばかりだぜ」
「マグー、カーツ、アジー、ブーリはここにあるだけですか?」
「そうだな、マグーはこの中型と大型の2匹で、カーツは大型4匹
アジーは中型10匹、大型は7匹でブーリは大型5匹で中型は9匹だな」
「全、全部ください‼」
「全部だぁ?‼ おい、兄ちゃん、買ってくれるのはうれしいけどよ。大丈夫かよ?」
「大丈夫です!」
「わっかったよ。今準備するけど、金はそうだな? 全部買ってくれるから大負けで金貨5枚、銀貨85枚だ」
「了解です」
「そ、そうか? 随分金持ちだな?」
「まあ、それなりに?」
「ま、いいや」
「よし、準備出来たぞ、でも、どうやって持って帰るんだ?」
「こうします」⦅収納!⦆
「うおぉぉ、き、消えた? ア、アイテムボックスか?」
「そんなもんです」
「にいちゃん、すげぇな‼」
「はは、じゃぁ」
「また来てくれよ。値引きすっからよ」
「その時は、お願いしますね」
(港に行ってみるか。)
港に着いた。右側が交易港で左側が漁港か。
何か騒然としているな。なんだ?
⦅鑑定!⦆
【種族: ターコ(突然変異種)】
レベル 1020
特徴: タコはその多様な触手を使って攻撃や防御を行う。この蛸は突然変異で狂暴化している。食用としては、ふつうの蛸と同じで美味しい。
あれは・・・大蛸が暴れているのか?まずい!、死人が出るぞ)
⦅縮地!⦆
「早くギルドに知らせろ」
その間にも漁船が壊されていく。
蛸に対して⦅結界!⦆そして、⦅パラライズ!⦆
蛸が麻痺したのを確認して、結界解除、大声で
「蛸が麻痺している間にとどめを‼」
貫禄のある大柄な人が
「おおぅ、皆、早く仕留めろ。急げ!」
「おお」
やっと仕留めることが出来たようだ。
「けが人はいないか?」
「こっちに3人いるぞ」
俺は声のする方に行き、確認すると1人は足がありえない方に曲がっていた。
「直ぐに手当するからな」
手を足に当てて⦅ハイ・ヒール!⦆
光が足を包み収まると元通りになった。
「もう、大丈夫だ」
もう1人は左腕が骨折していたので同じく⦅ハイ・ヒール!⦆
もう1人は、右腕が千切れていた。⦅(パーフェクト・ヒール!⦆
「おお、治ったぞ‼」
「腕が再生した‼」
全員に⦅ヒール!⦆
「「「「「傷が治った⁉」」」」
先ほどの大柄な人がこちらに来て
「にいちゃんが大ターコを麻痺させて怪我まで直してくれたのか?」
「はい、まあ」
「そうか、ありがとうよ‼。俺はこの漁港を纏めてるルーダという。改めて礼を言う」
「いえ、いえ、あのう、あのターコですか? 少し食べてもいいですか?」
「はあ? あ、あれを食べるのか?」
「はい、駄目ですか?」
「いいや、良いけどよ。あれ、食べれるのか?」
「食べれますよ? では失礼して」
そう言って蛸の所に行き、大きめに切取り、結界で覆うと水魔法ウォータで満たし、火魔法⦅ファイア!⦆
水が沸騰、しばらく置き結界から蛸の切り身を取り出し冷めてからナイフにて斬り、ショウを小皿に入れて食べた。
「うん、美味い。ルーダさんもどうぞ」
「え、い、いや、俺は」
「騙されたと思って食べてみてください」
口までで持ってこられ、目を瞑り、やけくそで食べた。
「うん?こ、これは、う、美味い‼。皆も食べてみろ」
「「」え、えぇぇ、」」
皆、やけくそで食べたところ
「「「「「うまい‼」」」」」「「「お、おぅ」」」
「こんなに旨かったのか⁉」
「茹でるのと茹ですぎないのがコツです」
「食材になるぞ」
「このターコ少し貰ってもいいですか?」
「おお、もちろんだとも」
足を4本切取り⦅収納!⦆
「しかし、こう、船が壊されると生活が苦しくなるなぁ」
壊れた船を見て⦅リカバー!⦆
壊れていた船が見る見るうちに再生していった。
≪時空魔法『リカバー』を習得しました。≫
「見、見てみろ‼壊れた船が元どおりになったぞ‼」
「「「「「「「「「本、本当だ。」」」」」」」」」
「どうなってるんだ?」
「タイアン、これもお前が‼?」
「魔法で直しました。ほかの人たちには秘密ですよ」
「そ、そうか? わかったよ。皆、良いな。誰にも話すなよ!」
「「「「「「「分かった‼」」」」」」」、「「「「了解‼」」」」
「ところで、ルーダさん、アジーはありませんか?」
「それはあるが、どうするんだ?」
「まあ、見ててください」
アジーを受け取り、水場に行き
「背開きにして内臓を取り除き、水で洗います。綺麗な海水又は塩水に1時間付け置きして、軽く洗った後、太陽の光に4、5日さらしておくと身が熟成します。これを焼くとすごくおいしくなります。騙されたと思って試してみてください。
これがうまくいくと漁師の皆さんの副業としてお金が稼げるようになります。ほかの魚も色々試してみてください。ターコも同じです。
それから、こちらでは何と言っているか分かりませんが、昆布と言う海藻をよく乾燥させて粉にしてダシの粉末に混ぜれば一段と美味しくなりますよ」
「そうか!昆布とかいうのはどんな物だい?」
「長くて肉厚であり、ヌメリがあります。これを日に当てて乾燥させた物です」
「コンブーのことか? そのコンブーの粉末は、かみさんたちが作っているぞ。かみさん達に言っておくわ」
「俺に、コンブーの粉末を分けてもらえませんか?、あ、あとアジーの20~30匹ありませんか? お金は払いますから」
「分かった。コンブーの粉末は今持ってこさせるから、おい、誰かかみさんに行ってもらってきてくれ。多めにな」
「分かりやした」
「アジー40匹ぐらいなら問題は無いぞ。金は良い。退治してもらったし、船も直してもらったし、アジーについても教えてもらったからな。安いものだ。そういえばまだ名前を聞いてなかったな?」
「旅人のタイアンと言います。ありがとうございます」
「親方、コンブーの粉末です。」
「タイアン、これだ。受け取ってくれ。色々ありがとうな。俺たちガイスの漁師はお前の事は忘れない。本当にありがとう」
「「「「「「「「「「「ありがとう‼」」」」」」」」」」
アジーを収納して
「いえ、いえ、それでは俺は帰ります」
(あ、プラスさんの所に行くんだった。)
港を抜けて、町に戻っていった。
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