俳句です!お題「小さな失敗」です。

沼津平成

第1話 『小さな失敗』10句

無季俳句(3句)


 石ころを蹴って砂場へダイビング

 

 駅舎の階段 すれ違いのダイビング


 石ころを恨み歩けどローリング


自由律俳句(3句)


 冬の空想はここにあるまた崩壊す


 おい石ころよお前はなぜ秋風に濡れ転ばせる

 

 人々は石ころを恨めしそうに見ているが


有季俳句(4句)


冬の風 鞄が少し軽くなる


君と見るイルミネーションまだ暗し


ベンチたち見上げる冬の花火かな


木枯らしや吹かせるものの消えた街

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俳句です!お題「小さな失敗」です。 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel

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