第4章 開戦の火蓋 ~天女 vs 4美人~
ななし野和歌
プロローグ ~ヒロイン処刑前 蓮華、17歳。七夕の夜~
「ありがとう。あなたのことが好きでした。ずっとずっと好きでした」
静かに頭上から黒い
琴野蓮華17歳。
此処に死罪が確定し、最期の時を迎える。
処刑方法は凄惨な「魂抜き」。
肉体から魂を無理やり引き剥がし、死後の国、
肉体は川を流され溺死とされる。
最後に蓮華は想いを告げた。
好きだった人に。
死刑回避、情状酌量のためには主人公からの告白が必要。
「僕もキミが好きだ」という。
でも得られなかった。
だってこのヒロイン、、、。
他に言い残すことは無い。
ただ蓮華の頬を冷たい涙が伝い落ちる。
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「ヒロイン、蓮華のステータス」
1,命の残り時間 :10秒
2,主人公へ向けた想い :無限大
3,希望 :ゼロ
3,絶望感 :無限大
「ヒーローのステータス」
1,覚醒後の経過時間 :19時間
2,ヒロインへ向けた想い:無限大
3,切り札発動までの時間:10秒
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第1章 ヒロイン失格 (完)
第2章 ヒーロー側の事情 (完)
第3章 蓮華、命の残り時間は1年と3か月を切る (完)
から続く物語
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