LUUPラリアッター

暴走するLUUPに轢かれた。

たぶん飲酒運転でもしていたのだろう。


怒りを覚えた私は、腕だけ筋トレに励んだ。


LUUPラリアットをするのだ。


決行の日、LUUPが目の前を通り過ぎる瞬間に、運転手の首元に腕を入れる。

赤の他人の、急に脚が宙を浮いて驚く顔は滑稽だった。


LUUPは夜の街を駆けて行った。

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