はらぺこ「あおむし」

再々試

はらぺこ「あおむし」

5歳のあおとし君は食べるのが大好き!

いつもお腹を空かせているんだ。


「ご飯の時間ですよ。」


保育園の先生がそう言ったらいつもあおとし君は一番乗りで席に着く。


「いっただきまーす!」


今日のご飯は唐揚げ。

あおとし君は唐揚げが大好き!

ぱくぱくもぐもぐ。

あれ?

気づいたらあおとし君のお皿から唐揚げが無くなってる?

もう全部食べちゃったんだね。

でも食べ足りないや。

隣のきみちゃんのお皿にはまだ唐揚げがあるよ。


「いっただきまーす!」


あおとし君はそう言ってきみちゃんの唐揚げ全部食べちゃった!

えんえん、きみちゃんは泣くよ。

でもあおとし君はまだ食べ足りないみたい。

そうだそのまた隣のかげ君の唐揚げも食べちゃおう。

もぐもぐぱくぱく。

あれもう食べちゃった?

じゃあもう一つ隣のりょくちゃんのも食べちゃおう。

そうしてあおとし君りょくちゃんのも食べちゃった。

そしたら先生怒っちゃった。

もうこんなことしちゃダメだって。

でもまだ食べ足りないや。

そうだ先生の腕の唐揚げを食べればいいんだ。

あおとし君はそう思って先生の腕にかぶりついたよ。


「いっただきまーす!」


でも固くて噛みちぎれない。

そうだ!

あおとし君はお道具箱から黄色い文房具を取り出したよ。

先生は危ないから使っちゃいけないって言うけど、別にいいよね。

そうだ腕よりもお腹の唐揚げの方が柔らかいかも。


あおとし君は先生のお腹に文房具を突き刺したよ。

先生もえんえんと泣き始めちゃった。

でも代わりにお腹の唐揚げ取れたよ。


「いっただきまーす!」


ちょっとぬるぬるしてるけど美味しいな。

でももう食べきっちゃった。

もっと食べたいな。

今度は頭の唐揚げ食べたいな。

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