第五章
第五章 最期の呪い
その後チェリー・リーリーはひとりの占い師の手に渡った。
そして街を騒がせた人形はあえなく炊き上げられた。
しかし人形の焼け跡には憎悪の言葉の書かれた紙と子供の骨が残っていた。
占い師はそれらを壺に収めた。
しかしそれだけでは何も終わっていなかったのであった。
占い師の死後・・・壺は骨とう品店に売られた。
そこに来た夫婦が壺を買った。
夫婦は何もない幸せな日常を送り、3か月後に子供を授かった。
生まれた子はユーナそのものであった。
しかしその子は身体が弱く小さいころから入退院を繰り返していたが7歳の時に発作を起こしこの世を去った。
娘の遺品整理をしていた時夫はふと壺の中身を見た。
中には憎悪の言葉が書かれた紙が入っていた。夫婦はすぐに壺を置いて引っ越したがしばらくして2人とも変死を遂げた。
そしてその傍らにはあの壺が置いてあった。
しかしその壺の中には何もなかった…
ヒューヒューヒューヒュー
今日も憎悪の紙はひらひらと街を舞う
ヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒュー
The.end
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