一話 反射
とある友人の話です。
その子が言うには「反射する床には別世界が広がっていて、上下逆さまになっている」らしく、特にスーパーとかだとよく観察できるそうです。
どこからそんな話を思い浮かぶのかと聞いたところ、「あったら面白いよね」と言われました。普段はありえないほど真面目な子で、授業中遊んだりとかドリンクバー混ぜたりとか一切もしない、テストはいつも満点取っている。まるで真面目が服を着て歩いているような子なのですよ。運動は苦手だけど勉強はできて、本をよく読んでいる子って言えば何となくイメージできますかね。
ちなみにこの話は私が大型ショッピングモールにその子と遊びに行ったときにその子が話してくれたちょっとしてくれたお話です。
【以下はその時の話した内容の一部】
「トイレとかで良く磨かれた床を見ることない?」
「あーあるね。こことかまさにそうだよね」
「実は、反射する床には別世界が広がっていて、上下逆さまになっているんだよね」
「急に怖いこと言うじゃん」
「でもあったらおもしろいよね」
「えー私は怖いかな。あ、それより欲しかった本は見つかったの?」
「うん、いっぱいあったよ」
「にしても志望校の赤本買うと思っていたけど、まさかオカルト本だったなんて。ちょっと意外」
「たまにはオカルトな内容にも手を出してみたいなって」
※これは私の妄想です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます