ゆっくりと落下していくような不思議な読後感。

人間がいなくなる。

それは人間にとっては絶望かもしれないけれど、地球にとっては福音かもしれない。

しばらくは「死の星」かもしれないけれど、ずっとずっと時が経過していった後は、人間はいなくとも星は再生するかもしれない。

きっと少しずつ毒を浄化していく。
星にはそれだけの力が眠っているはずだから。