第3話:乗らないとエッチさせない。

てなことで怜夢との男なりのエッチはさておいて・・・。

そもそもちゃんとした男女間のエッチの仕方もろくに知らないのに、どうなるやら。

それまでにネットで勉強しとこう。


で、もう恋人同士なんだからデートくらいするのは当たり前。

だから休みの日に怜夢を連れてアミューズメントパークに遊びに出かけた。


ヤバげなキャミにショートパンツ・・・うそ、可愛いケツの肉がはみ出してん

じゃん。

そんな格好はやめろよって言いたけど、それが怜夢の個性だし俺自身喜んでたり

するから、そんな野暮なことは言わない。


だけど、きっと近所の暇持て余してる、オヤジとか見たら絶対、文句言われるだろ

うな・・・

そう言やぁ、以前近所の国際結婚したカップル・・・奥さんが外人さんで、今日の怜夢と同じような格好してたら、そのオヤジに言われれたな。


「裸みたいな格好して近所廻りをうろうろしやがって」って。


まあ、外人の女性はオープンだから・・・それにその奥さん、おっぱいバカデカいし・・・尻も半端なくデカいし・・・。


だけど、オヤジなんてスケベなくせに道徳ぶってその地区代表みたいに文句言いた

がる・・・オヤジは自分が一番だって勘違いしてるんだろうな。

だけど一番始末に負えないのは自分だってことも分かってないんだよ。


いいんだよ、どんな服着ようが・・・自分の彼女でいつもドキドキしてたいんだよ。


無駄な妄想はやめてでアトラクションに戻ろう。

で、怜夢は絶叫系大好き、俺はダメ・・・。

以前、調子に乗ってディズニーランドのスペースマウンテンだかに乗って降りてきた時、心臓バクバク、まじゲロを吐きそうになった。


それ以来、絶叫系は乗らないって誓った。


「なに言ってるの・・・哉太かなたも一緒に乗るんだからね」


「ダメだって・・・勘弁しろよ・・・無理無理」


「乗らないとエッチさせない」


「またそう言うこと言う・・・分かってて言ってんのか?」


そう言うこと平気で言って人をからかったり翻弄したりするの好きな女だな。


エッチさせないって言われたから乗るわけじゃないけど、可愛い彼女のお誘い

だから一度くらい乗ってやらないと可哀想だと思って、怜夢とふたりでジェット

コースターに乗った。

やめときゃいいのに愚かな選択だった。


怜夢は絶叫を上げて歓喜に体を震わせていたけど、俺はまともに前も見れず怖くて

固まってた。

俺がもし、じじいだったら絶対、心臓麻痺でおっ死んでるところだよ。

でやっぱり降りてきて心臓バクバク、不整脈になるんじゃないかと思った。

でやっぱりゲロも吐きそうになった。


「大丈夫、哉太〜・・・顔真っ青だよ」

「ダメだって言っただろ?・・・もう二度と乗らないからな・・・」


「分かった・・・頑張ったから次は私の上に乗せてあげる」


また言うけど、分かっててそう言うこと言ってんのかな?


「俺をからかうなら、そこから離れてくれる?」


「ごめん」


女の子とエッチするような訳にはいかないんだぞ?チンチンぶら下がってても

女性の性器はついてないんだから・・・。


「じゃ〜おとなし目のアトラクション乗って、ベンチで美味しいスイーツ食べて

ラブラブしちゃう?」

「そうだお家に帰る前に哉太んちに遊びに言っていい?」


「あ、うん・・・いいけど・・・でもその前にどこかで昼飯食って帰る?」


「う〜ん・・・私、コンビニのおにぎりでいい」

「哉太んちで、ふたりで仲良く食べたい」


「じゃ、そう言うことで・・・」


アミューズメントパークに来る時の電車の中はそうでもなかったけど帰りの

電車の中はめちゃ混んでたから野郎どものエロい目が怜夢に注がれた。

怜夢は絶賛目立つから・・・絶対、視姦されてる・・・。

みんな怜夢のこと女だと思ってるだろうからな。


俺がいたからガードできてたけど、いなかったら絶対痴漢の餌食だよな。

だけど触りまくってるうちに、きっと驚くことになるだろうな。

怜夢のことを当然、女だと思ってるだろうからチンチンがぶら下がってるって

分かったらパニックだよな・・・想像しただけで笑える。


俺もまだ怜夢のチンチンは見たことないけど・・・。


「哉太、なにひとりでニタニタしてんの・・・キモいから」


つづく。


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