第4話 二人のログジン



 ログジンという少年は「宇宙敵」の先兵だった。


 この世界を侵略したかったが、「庭」システムがやっかいだったため、人々に情報を流し、裏から手をまわして崩壊させた。


 しかし、ログジンは不測の事故で記憶喪失になった。


 「宇宙敵」であったことを忘れたログジンは、クウメルと出会い彼女と仲良くなった。


 長く過ごすうちに絆を培い、彼女を守る存在となるが、ログジンは記憶を思い出す。


 自らが「宇宙敵」であり、この世界を侵略するものだったということを。


 ログジンは悩んだ末、クウメルを守る事を決めるが、ログジンが「宇宙敵」だった頃の人格はそれを許さなかった。


 結果、ログジンは分裂し、互いに争い合う事になる。


 ログジンはクウメルに自分がした行いを話した。


 クウメルはショックを受けたが、ログジンを許した。


 そして、それからもログジンを傍に置いたのだった。


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