第3話
「そういえば、この前NANTENから来た子に聞いたんだけど。
昔、奥村さんに一目惚れして凄くアプローチしていた男性社員が、ある日突然行方不明になったらしいの」
「なんですか?その噂?」
「噂じゃなく、行方不明なのは本当みたい。
ほら?嫉妬した眞山社長がヤクザか何かを使って、奥村さんに近付く男性社員を消したんじゃないかって」
神山さんのそれに、ないですよ、と笑ってしまう。
「ないかな?
あ、それで思い出したけど、三年くらい前に、眞山社長とベリナングループの川邊会長の娘との縁談があったんだけど。
眞山社長の方からそれは断ったみたいで。
それで、やはり眞山社長は奥村さんを?ってけっこう周りはそう思っていて。
2人は身分差で結婚出来ないけど、ああやっていつも一緒に居て」
眞山社長と奥村さんとの関係は、
実際の所は知らないけど。
身近に、そうやって役員と秘書の関係で恋愛に発展しているケースを知っているから。
余計に、そうなのかなと思ってしまう。
私の勤めているベリトイと、
大手のゲーム会社のNANTENスクエアが4年程前、業務提携し、
ベリナングループを設立した。
元々眞山社長は、NANTENスクエアの常務だったのだけど、
そのグループ設立を機に、ベリトイの社長に就任した。
眞山社長の父親は、NANTENスクエアの創設者で社長だったのだけど、
その業務提携で、ベリナングループの社長へと就任した。
先程名前の出た、川邊会長は、現在はベリナングループの会長なのだが、
元々、ベリトイ前身のベリトイホールディングスの会長だったらしい。
「でも、眞山社長確か35歳でしょ?
奥村さんじゃないにしろ、そろそろ結婚するのかもね。
そうなったら、女子社員けっこう騒ぐだろうね。
眞山社長、カッコいいから」
神山さんの言葉に、頷く。
社内で、そんな独身の眞山社長に憧れている女子社員は沢山居るらしいけど。
私は、そんな眞山社長の事は、男性としては全く興味がない。
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