第463話

私はあの日から

声を失った



涼が居なくなった

ショックから、


声が出なくなった



病院に通うが、

それは治らない



きっと、私に治りたいと

思う意思が、


無いからだ





あの日のあれ以来、

私の周りは慌ただしい



沢山の人間から、

何度も同じ事を聞かれた



取り調べでも、

私は何度も同じ事を

話した



実際、私はもう話せ無かったので、


紙に書いた



[柏木涼に殺すと脅されていました。



私はそれが怖くて、

彼に従いました]



その度に、そう書いた

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