第410話
私は静かになった
携帯電話を、
机の上に置いた
今から二時間後、
涼に会える
私はベッドに
腰を下ろしながら、
考えていた
涼と会ったら、
何を話すか
なかなか、話そうと思う言葉が見付からない
その変わりに、
話さないでおこうと思うのは、
愛美の事
愛美の事を話せば、
お互いに気まずくなるだろう
愛美の事を思えば、
今も辛いし哀しい
だけど、
私は最低なのだろう
忘れたいと思っている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます