第388話

もう、何が有っても

驚かないと、


涼と逃げる事を決めた時に、

そう思っていた



なのに、私は今自分の中に溢れ出す

涼に対しての疑惑の感情に、


どうしていいか

戸惑っている



涼に恐怖を感じている…



どれだけ愛していても、

何人もの人間の命を

奪った人



どれだけ愛していても、

恐ろしい

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