第385話

『――その少年を、

10件の殺人事件の

容疑者として、


全国に指名手配されました。


その少年の、氏名や写真等の公開は、


今の所まだ見送られており――』




テレビの音が、

煩わしく感じる



俺が女を殺したのが、

何だって言うんだ?





俺は人殺しで、

まだまだ女を殺したりない



もっと、もっと…



女が苦しむ姿が見たい…





俺の手が段々と、

横に居る咲の首に

伸びていた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る