第375話
『…なんなのよその目は!
あんた、親に向かってっ』
母親は狂ったように、
声を荒げている
そして…
そして…
俺は、
母親の腕を引っ張って
畳の上に押し倒し、
母親の上に馬乗りになると、
その顔を拳で何度も殴った
暫くして、どれだけ
強く殴っても、
母親が動かなくなると、
首を絞めて殺した
その時の俺の手は、
真っ赤に染まっていた
自分の血だけではなく、
母親の血
母親の顔を見ると、
誰か分からないくらいに、
損傷していた
アイツがやったんじゃなくて
俺が殺した…
その後、母親の死体をどうしていいか分からず、
押し入れに入れたのも、
俺だ
なんで、こんな事を今まで
忘れていたんだ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます