第371話

『――少年宅の、彼の部屋の机の引き出しから、


昨年から連続して

K県で起こっていた、


通り魔殺人事件の、

7人全ての犠牲者の物と

思われる、


遺留品が発見されました。

凶器として使われたと思われる、

刃物等は依然発見されておりません――』



引き出しの中に有った、

学生証や、身分証明書の数々…



やっぱり、棄てておけば

良かったのだろうか…



だけど、そんな事をして、

どうこうなるレベルの

問題じゃないな…



咲を見ると、俺なんかより顔が蒼白していて、


当事者で有る俺の方が

まだ冷静みたいで、

変な感じだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る