第349話
「もし、もしも俺がお前を殺そうとしたら、
これで俺を殺せ」
俺はバタフライナイフを、
咲に手渡そうとした
「何言ってるの?
そんな事出来る訳ないじゃん」
咲は大きく、
首を横に振った
「約束してくれよ。
もしもの時は、
俺を殺せ。
いや、もう一人の俺を殺して欲しい…。
でなきゃ、咲と一緒に居る事は出来ない」
俺がそう言うと、
咲は考えるように、
俺から視線を外した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます