第315話
夕べは、殆ど眠れなかった
時計を見ると、
朝の8時を回っている
そろそろ、
この場所から出よう
俺は、プレカードを持って、
料金を支払う為に、
受け付けのカウンターに
行く
受け付けに居たのは
無愛想な中年の男で、
客で有る俺の顔よりも、
しきりに
店の奥の方ばかり見ている
その店員が見ている先には
テレビが有り、
音声が少しだけだが
聞こえて来る
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