第211話

その後、

どうやって家に帰って

来たか分からない



気付くと家に居て、

夕方になっていた



またアイツが…



もう、眠らなくても、

アイツが現れる



俺は、ハッと気付いたように、

とても、怖くなった



まさか、アイツは咲に

何かしたんじゃ…



そう思った時、

テーブルの上に置かれた

紙の文字が目に入った



アイツは、

まだ咲に何もしていない

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