第162話
「柏木君、お昼一人で食べてるでしょ?
今日から柏木君も誘って
三人で食べようよ。
今日、柏木君学校来るらしいから。
夕べマナと話した時、
そう言ってくれたんだ」
愛美は私の気持ちにも
気付かず、
話を続ける
「私、涼と三人は嫌だ。
お昼迄涼に嫌な事言われると思うと、
息が詰まるよ。
私、ユキとお昼食べるから。
だから、二人で食べなよ…」
もう、勝手にすればいい
そんな気持ちになって
来ていた
もしかしたら私は、
涼の事を自分の物のように思っていたのかもしれない
だから、今、腹が立っているのかもしれない
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