第152話
「マナ、柏木君は
咲が好きだと思ってたんだ」
田中に突然そう言われ、
焦りから、
飲んでいたお茶を
吐き出しそうになった
「まさか…」
俺は顔が引き攣りながらも、
動揺を隠すように
必死で笑った
「咲にも聞いたんだ。
柏木君の事どう思っているか…」
田中のその言葉に、
鼓動が早くなる
口を閉ざし、
続きの言葉を待った
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