第86話

夕べは、気持ちを伝える

チャンスだったのだろう…



もし、もしも夕べ咲を好きだと言っていたら、

どうなっていたのだろう?



次こそは…



そんな事を考えていると、自分はなんて平和なんだろうと思う



俺は普通の高校生で、

普通に勉強して、

恋愛に悩んだり…



だから、殺人事件なんて

無縁なんだ…



俺には、あの血のついたナイフなんか、


関係ない…

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