第24話

まだ、小学校に上がったばかりの俺は、


居間のちゃぶ台の上で、

その日の宿題をしていた



算数で、今思えば、

大して難しい問題じゃなかった



その日は珍しく、

俺の勉強をする様子を、

母親が見てくれていた



だけど、

俺が問題を間違える度に、母親は俺に手を上げた



畳の上に座っていた俺の体は、

母親に殴られて、

簡単に吹き飛ばされる

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