第13話

私の席は、教室のベランダ側の一番後ろ



今の時期は、

日差しが暑いが、

一番いい席だ



そして、隣に涼




「一応心配してくれてありがとうね」



私達の席は教壇から

遠いので、


会話は先生達には

殆ど見付からない



だから、

授業中でも涼とは

よく話している




私と涼は一年の時から

同じクラスで、


二年生になってから同じクラスになった愛美より、


もしかしたら、

仲がいい友達かもしれない





「別に。

ただ、お前がいなくなったらつまんないから…」



涼は照れ臭そうに、

口篭る



涼の何気に優しい所が、

私は大好きだ

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