第12話
「田中さん、早く席に座りなさい」
中山先生がそう言うと、
愛美は空返事を返し、
自分の席へと戻って行く
「なぁ、咲。
お前も一応、夜遅く出歩くなよ」
涼は視線を教壇に向けながら、
そう小さな声で言う
私は最初聞き間違えかと思ったが、
少し遅れて、
涼に目を向けて頷いた
涼は一度私の方に視線を向けると、
恥ずかしそうに、
直ぐに私から視線を反らした
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます